ファナテックは、ミッドレンジのClubSport DDとDD+ベースの発売を皮切りに、ここ数年ラインナップを一新してきた。それぞれ12nmと15nmのコンスタントトルクを持つこれら2つのベースは、多くのシムレーサーを満足させてきた。
これまで、ポディウムのシリーズに含まれていたのは、ピークトルクが20nmと25nmのDD1とDD2の2つのベースだけだった。残りはGTと耐久レース専用だった。
本日、ファナテックはまったく新しいチェーンステー、ポディウムDDと、何よりも最高級のペダルボード、ポディウム・ペダルを発表した。
ベースに関しては、クラブスポーツDDに近いデザインで、後継モデルとは一線を画している。ベースはDD2よりも小さく、アルミニウム製のフィンがかなりアグレッシブな外観を与え、電気モーターの冷却にも役立っている。
後者について言えば、定速で25nm、オーバーシュート(またはオーバーブースト)で33nmのトルクを発生させることができる。これはシムレース用としては非常に大きなものだが、このベースは非常に特殊な客層をターゲットにしている。さらに、このデバイスにはFullForceテクノロジーが組み込まれており、特に電気モーターの使用範囲が広がったおかげで、非常に細かいディテールが実現されている。
クランクセットに関しては、真新しく、何よりも強い。このクランクセットはプロライダーとの共同開発によるもので、鍛造アルミニウム製ブレーキペダルが組み込まれ、ロードセルにかかる200kgの力に耐えることができる。ロードセルはエラストマー・テクノロジーに基づいており、粒状のブレーキ圧と足元の適切なフィーリングを提供するよう調整できる。
ブレーキペダルのほかに、アクセルペダルとクラッチペダルがあり、これらはアルミニウム製だが、今回はCNCマシンを使って鋳造・加工されている。もちろん、この2つのペダルは、踏み込むのに必要な力の調整が可能で、独立している。クラブスポーツV3と比較して何ができるのか、テストするのが楽しみだ。
価格と入手可能性について少し話そう。価格に関しては、ファナテックはまだ詳細を明らかにしていない。入手に関しては、ドイツのブランドは2026年第1四半期、つまり来年の第1四半期と発表しており、この2つの新しい周辺機器がメーカーのストアや私たちのセットアップに登場するのは、最長で5ヶ月後ということになる。











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